子育てコラム
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知育に熱心な親が増えたことで、知育おもちゃもさまざまなものが販売されるようになりました。でも、飽きずに長く使い続けられる知育おもちゃというと、やはりシンプルなものが一番です。今回は長く愛され続けている知育おもちゃをご紹介しましょう。
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●創造力を広げるおもちゃの定番は「ブロック」
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カラフルな色彩とさまざまな形に変化できる面白さに特徴がある「ブロック」は、子どもの創造力を無限大に広げるおもちゃの定番といえます。
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ブロックには前もって決められた正解というものがありません。バラバラになっているパーツをどうつなげるかは、すべて子ども自身が決めることができます。
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たとえば「恐竜を作りたい」と思えば、ブロックを自由自在につなげてオリジナルの恐竜を作れますし、途中で気が変われば電車や飛行機に切り替えることもできます。そのときのひらめきで、どんな形でも表現できるのがブロックの魅力でしょう。
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そうした知的創造力を発揮させることで、集中力や記憶力、探求心、空間認識力を養うことができます。お友だちと皆で大きな作品を作れば、協調性やコミュニケーション能力も育てることができますね。
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●知育おもちゃの王道といえば「積み木」
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赤ちゃんの頃から握ったり、なめたり、転がしてみたりと、人の成長に必要なたくさんの体験ができる「積み木」は、知育おもちゃの王道的な存在です。
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時代とともにプラスチックの積み木も増えてきましたが、やはり木の温かみある感触を愛していて、「木のおもちゃで遊ばせたい」と考えるパパやママも多いようです。
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積み木もまたブロックと同じで、正解のないおもちゃです。1 人で黙々とお城を作る子もいれば、どこまで高く積み上げられるか、お友だちと競い合う子もいます。限りなくシンプルなおもちゃなので何を作るか、どうやって遊ぶかは、まったく自由なのが積み木の大きな特徴でしょう。
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遊びの中から創造力や思考力、空間認識力を育て、木の温もりは豊かな情緒も育んでくれます。
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●脳を活性化し、集中力や記憶力を育む「パズル」
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ブロックや積み木とは違って、正解が決まっていることに楽しさがあるのが「パズル」です。パズルが大好きな子どもたちはとても多く、0~2歳の頃は、箱に穴が開いていて、○や△、□といったさまざまな形をはめ込んでいく「はめこみパズル」で、ものの形や大きさの違いを把握します。
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3歳以上になると、47都道府県をはめ込んでいく「日本地図パズル」や、一枚の絵を組み立てる「ジグソーパズル」のような難しいものにも挑戦し始めます。脳を活性化し、集中力や記憶力を育むために、パズルは最適な知育おもちゃといえるでしょう。