マタニティコラム

妊娠がわかったら、会社にはいつ伝えればいい?
~妊娠中から意識して生活を送ることが大切~

妊娠がわかると、「会社にはいつ伝えよう?」と迷うものです。すぐに伝えた方がいいのか、あるいは安定期に入ってからの方がいいのでは、という思いも出てきます。上司や同僚など会社の方々への妊娠の報告はどうすればよいのでしょう。

●直属の上司には早めに報告を

病院で妊娠を告げられたら、直属の上司には早めに報告しておきましょう。妊娠初期はつわりなどで体調が不安定なので、突然会社を休まなければならない日があるかもしれません。

事前に報告せずに急に会社を休む日が続くと、周囲の人が心配したり、不安を与えてしまう場合もあります。

あらかじめ「先日妊娠していることがわかりました。会社や職場の皆さんにご迷惑を掛けないようできる限り働きたいと思っています。ただ体調が悪いときはお休みをいただくかもしれません」というように、事前に報告しておけば、万が一遅刻や休みで穴を開けても悪い印象を与えることはないでしょう。

●同僚は、親しい人以外は安定期に入ってから報告を

伝えるタイミングが意外と難しいのが、職場の同僚です。妊娠中はつわりなどが辛く、休みたいときが出てくるかもしれません。そこで、仕事の環境が身近な同僚や先輩には、早めに事情を説明しておくと安心できます。

身近な同僚や先輩以外の人には、安定期に入ってから報告をするのが無難です。前もって伝えた同僚には、万一のケースもあるということでむやみに話が広がらないようにお願いしておくとよいでしょう。

●出産後にどういう働き方をしたいかを考えておく

安定期に入ったら、上司に産休・育休の相談をしましょう。上司に話をする際には、自分が出産後にどういう働き方をしたいかを、あらかじめ考えておくようにします。たとえば産休・育休を取って復帰したいのか、また復帰したあとは時短勤務をしたいのか、といった点です。

そこできちんと自分の希望を伝えておけば、上司も休暇期間中の対処方法を考えて、スムーズに復帰できるよう配慮してもらえるでしょう。

法律上は、産休は出産予定日の6週間前から産後8週間まで、育休は子どもが1歳(最長2歳)になるまで取得できます。また3歳になるまでは短時間勤務制度を利用できる場合もありますので、会社の規則に則って希望を出すようにします。

同じ会社で出産を経験した同僚や先輩がいれば、出産前後にどのように対応したか教えてもらうと参考になるでしょう。