マタニティコラム

気になる出産後の体型、妊娠中に心がけておくことは?
~妊娠中から意識して生活を送ることが大切~

妊娠するとお腹の赤ちゃん中心の生活になるため、これまでとはガラリと違う生活に変わります。今までスポーツをしていた人も運動を控え、体を動かす機会が減るにもかかわらず、食欲は今まで以上に旺盛に。出産後に「どうしよう、こんな体型になってしまった」と後悔しないためには、妊娠中から意識して生活を送ることが大切です。

●妊娠をきっかけに筋肉が落ちないよう、安定期からは適度な運動を

妊娠中は歩く量が減ったり、階段を使わなくなったりして、知らない間に筋肉が落ちてしまいがちです。そのまま体を動かさずに出産へと進んでしまうと、体重が増えるだけでなく、体型も変わっていってしまいます。

安定期に入って母体に問題がなく、お医者様から運動を勧められるようであれば、無理のない範囲で適度な運動をするとよいでしょう。

最も手軽にできるのは、ウォーキングです。1日20分~30分ほど歩くことから始めて、体が慣れたら、少しずつ時間を増やしていきましょう。妊娠中はストレスが溜まるので、外の空気や自然に触れることで、ストレス解消にもつながります。

他にも、マタニティスイミングやマタニティヨガ、マタニティエアロビクスなど、妊娠中にできる運動はさまざまあります。自分が一番楽しめる運動を選んで、妊娠後期まで続けられるといいですね。

●和食中心のバランスの良い食事を心がけることが大切

出産後の体型が気になるからといって、妊娠中のダイエットは禁物です。食事量を減らすのではなく、バランスの良い食事をすることが何よりも大切です。

和食中心のバランスのとれた食事を心がけ、不足しがちなビタミンやミネラル、カルシウムなども、食事でしっかりと摂れるようにしましょう。

ただし、妊娠初期につわりで食欲がないときは、あまり無理をする必要はありません。お医者様に相談しながら、できる範囲でバランスの良い食生活をして、水分の補給も忘れないようにしましょう。塩分・糖分の摂り過ぎには、くれぐれも注意が必要です。

●マタニティインナーで骨盤の歪みを防止しましょう

妊娠中から産後にかけての体型をキープするために、意外と重要なのがマタニティインナーです。妊娠中期になったら「妊婦帯(腹帯)」を付け、できれば骨盤ベルトも付けましょう。

出産に向けてお腹はどんどん大きく、重たくなっていくので、マタニティインナーで下腹部を支えてあげないと、骨盤の歪みの原因にもなります。骨盤の歪みは、出産後の体重増加や体型の崩れにつながるので、マタニティインナーは必須といえます。

出産後は「産後ガードル」を付け、たるみを引き上げて骨盤を引き締めましょう。妊娠中にしっかりと体型維持を心がけることで、出産後は元の体型をキープでき、はつらつと育児ができますね。