子育てコラム

夫婦で子育ての意見が違うときは、どうしたらいい?
~二人で歩み寄って“新しい子育て観”を創りましょう~

子どもを自由に育てたい夫と、早期教育をさせたい妻、どうしても意見が合わない」というようなときありますよね。でも、そんなときこそ我が子にとって最良の子育て法を見つけるチャンスかもしれません。

それはどうしてなのか、そして意見の違いを乗り越える方法についてご紹介します。

●子育てに対する夫婦の意見が分かれるのは、よくあること

子どもの育て方に対して夫婦の意見が分かれるのは、よくあることです。たとえば、スポーツ好きの夫は子どもをのびのびと自由に育てたい。でも育児の本を熱心に読んでいる妻は、0歳からの早期教育がいかに大切かを知っている、といった具合です。

「小さい子どもに教育なんて必要ないよ。子どもは遊んで成長するんだ」「でも、脳の発達は0歳がピークなのよ。成長すればするほどその力は落ちていくんですって」というような言い合いになったとき、夫も妻も「自分が正しい」と思っているのですが、実は両方とも間違っていないのです。

のびのびと子どもを育てることと、0歳の脳が急速に発達する時期にインプットが大切だということは、ミックスすればとても素晴らしい子育てができるチャンスともいえます。

●夫婦の意見が分かれたときこそ、いい子育てをするチャンス

夫婦で子育てについて意見が分かれてしまうと、「子育て観が一緒だったら、どれだけ楽だろう」と思うかもしれませんね。でも、実は子育て観が違うことで、自分では気付かなかった大切な部分に気付けるということもあります。

たとえば夫婦二人ともが早期教育に熱心な親だと、ついのめり込んでやり過ぎたり、偏った育て方をしてしまうかもしれませんが、どちらかが「自由に遊ばせることが大切」と思っていると、うまくバランスがとれて、子どもがのびのび育つということもあるのです。

●まずは勇気を出して、自分から歩み寄ってみましょう

「パートナーと子育ての考え方が合わない」と思ったときは、ちょっと大変かもしれませんが、まずは自分から勇気を出して歩み寄ってみましょう。

「あなたが子どもをのびのび遊ばせることは大切だと言っていたけれど、確かに遊びって子どもにとっては大切よね」と相手の考えを認める言葉を伝えると、パートナーは自分が認められたことで心を開き、逆に相手の考えにも歩み寄ってくるものです。

このようにして少しずつ夫婦がお互いの考えを理解し合うことで、自分だけの考えでもパートナーだけの考えでもない、“新しい子育て観”を創ることができるのです。

子どもは夫婦の両方の要素をもって生まれてきているので、どちらか一方の考え方だけで育てるのではなく、両方のバランスを上手にとって子育てしたいですね。

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