子育てコラム
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子どもがベビーカーに乗っていると、「背もたれやクッションがあるから、けっこう暖かいので は?」と思いがちですが、実はそんなことはありません。動かずにただ座っているだけのベビーカーは、意外と寒いのです。
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では、冬場にベビーカーでお出かけをするときは、どんな工夫をすればよいのでしょうか。
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●赤ちゃんは寒がり、ベビーカーの防寒対策を万全に
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乳幼児期は体温調節の機能が未熟なので、赤ちゃんは大人に比べてとても寒がりです。そのため、冬の寒い日に赤ちゃんをベビーカーに乗せるときは、防寒対策を万全にすることが大切です。
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ベビーカー用の防寒グッズは、ベビーカーシートやベビーカーカバー、ブランケット、フットマフなど、さまざまな種類があります。ただしよく調べてから買わないと、持っているベビーカーに対応していないこともあるので、事前に確認して合うものを購入しましょう。
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●ベビーカーの防寒対策には「フットマフ」がおすすめ
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ベビーカーの防寒対策にとても便利なのが、「フットマフ」です。フットマフとは、ベビーカーやチャイルドシート専用の防寒グッズで、赤ちゃんの全身をスッポリと暖かく包んでくれます。
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ブランケットでも良いのですが、ブランケットは風が吹くとめくれてしまったり、赤ちゃんが動くとズレてしまうこともあります。その点フットマフは、ファスナーをすれば赤ちゃんの足元までポカポカなので、安心して外出できます。
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●風が強いときは、ベビーカーカバーが活躍
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風が強いときには、「ベビーカーカバー」も活躍します。ベビーカー自体をスッポリと包む防寒グッズのことで、雨の日でもベビーカーで出かけられるという優れもの。これを付けると、赤ちゃんを風から守ると共に、ビニールハウスの中にいるような暖かさを保つことができます。
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ただし、カバーをかけるとかなり圧迫感があり、景色も見えづらくなるので、赤ちゃんによっては嫌がってしまうかもしれません。
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●赤ちゃんの“暖め過ぎ”には、くれぐれも注意を!
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赤ちゃんの防寒対策について紹介しましたが、ここで注意しておきたいのが、赤ちゃんの“暖め過ぎ”です。さほど寒くない日でも「風邪を引いたら大変だから」と、フットマフやブランケット、帽子とあれこれ防寒対策をするママもいるのですが、それはかえって逆効果です。
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あまり暖め過ぎると赤ちゃんが汗びっしょりになってしまい、かえって風邪を引いてしまうこともあるからです。何事もほどほどが肝心。赤ちゃんにとって寒過ぎず、暑過ぎない快適な状態をキープして、冬のお出かけを楽しみたいですね。