子育てを学ぼう 赤ちゃんをお風呂に入れてみよう!
案外わからないことが多い「赤ちゃんの入浴法」。そこで、少しでも新米ママ・パパのお役に立てればと、赤ちゃんを上手にお風呂に入れる方法を紹介します

赤ちゃんを洗う時に特別な道具は必要ありません。ママが部屋に用意するのは次のとおりです。
・座布団2枚
(洗うとき用、服を着せるとき用)・バスタオル
(座布団カバー用、赤ちゃんを拭く用)・ハンドタオルやティッシュペーパー
・お湯をはった洗面器
座布団とバスタオルで作ったベッドに赤ちゃんをのせます。こうするとママが両手を使うことができるので、安心して、しっかり赤ちゃんを洗うことができます。またこの状態は、赤ちゃんにとって快適な姿勢です。 では服を脱がせ、さっそく洗っていきましょう。 全身はママの手を使って洗ってあげます。手の平でしっかり洗ってあげることにより、赤ちゃんの体のブツブツがどこにあるのか、傷があるのかなどを発見しやすくなります。
(冬は暖かくした部屋で行いましょう)。

この間、パパはバスルームで湯船につかるなどして、お湯の調整をしておいてください。赤ちゃんにとって熱すぎたりしないように注意!

液体石けんは泡立ちすぎて泡が赤ちゃんの目に入ってしまうことがあるので、固形石けんの使用がおすすめ。石けんを少し泡立て、鼻の下などもしっかり洗い、すぐに顔を拭いてあげましょう。後からお風呂でしっかり洗い流すので、軽く拭いてあげる程度で大丈夫です。

次に体を洗います。おしりは最後に洗うので、オムツはしたままでかまいません。赤ちゃんの体を動かす時は、赤ちゃんの体の関節をもってあげるようにしましょう。顔を洗う時とは違い、この時は液体石けんのように充分に泡立つものが便利です。
ママは赤ちゃんの頭の後ろを腕で支え(耳をふさぐ必要はありません)、頭の後ろや耳の後ろにもしっかり石けんをつけて洗いましょう。腕の支えを取り、赤ちゃんの顎を上に向けてあげると 首のしわ部分もしっかりと洗うことができます。

わきの下を洗う時は赤ちゃんの腕を持ち上げますが、この時も必ず関節を持って動かしてください。
胸の部分が終わったら次は手へ。
大抵の赤ちゃんはぎゅっと手を握っているので、手の平を洗う時は赤ちゃんの手の小指の方から お母さんの親指を差しこんで洗ってあげるとスムーズです。
そして足へ。赤ちゃんの足の指の間は綿ボコリが入っていることが多いので、 しっかり洗ってあげましょう。

体の正面すべてを洗い終わったら、赤ちゃんをうつぶせに寝かせてください。洗い方は正面の時と同じですが、わき腹のあたりはずっと下になっているため、綿ボコリがついていることが多いので、ここもしっかり洗ってあげましょう。膝の裏も汚れやすいポイント。注意してあげましょう。

次はオムツをはずし、おしりを洗いましょう。 赤ちゃんを再び仰向けに寝かせてください。冬の間は胸の部分にタオルをあててあげるなど、体が冷えないように注意しましょう。股の間、脂肪で隠れている皮膚の部分、また股からおしりにかけての部分など、特に汚れている部分、ウンチが残っていたりする部分は、隅々までよく洗ってください。おしりのうしろ部分を洗う時は太ももの後ろ部分を持ち、図のようにおしりの半分だけを 洗うようにすると楽にできます。これで赤ちゃんの全身を洗い終えることができました!